武蔵小金井の家公園の木々と暮らす家
所在地/ 武蔵小金井
2階リビングの窓が折れているのは北に接した公園を望むため.そして、公園から建物へ向かって越境しているカエデの枝をこの家の生活環境に迎え入れるために建物の北立面を折り曲げてあります.
施工:宮嶋工務店
家具工事:阿部木工
右手に半分隠れたキッチンは、ダイニングテーブルに向かってシンク・レンジがあり、手元が見えないように設えてある.キッチンの奥には食品庫も備えている.左手奥に家族共用のワークスペースがあり、ワンルームに納められた各スペースに適度な距離をつくりだしています.
写真:新建築社
キッチン家具はラワン材で製作しました.食洗器、洗濯機を組み込み、業務用ガスコンロを据付けています.
突き当り右はテラスへ、左に折れると食品庫がある.設計当時、南側隣地は空き地でしたが、隣に軒が並ぶ様に家が建っても台所が暗くならないよう、天井に届く高窓を設けています.
開け閉てのため壁に踏台と手掛が付いています.
白いヴォリュームの中から、米松で造った階段が、玄関へ人を迎えるように伸びています.上がった先に、生活の中心となるリビングがあります.手摺はナラ材を削り出して造りました.右手の両開戸は、階段下を利用した収納です.
写真:オーナー撮影