東郷町の家家族が集う広間のある家
所在地/ 愛知県愛知郡東郷町
東京で働く夫妻が両親と暮らすために建てた木造2階建ての
2世帯住宅.
実家の古屋を取壊し、元々庭にあったキンモクセイやドウダンツツジ・ツバキなども新たに造られた庭に移植された. 玄関から道路までの距離が近い分、道路沿いに雁行させた塀の間を鉤型に折れてアプローチする.
施工:近藤建築
家具製作:深津木工
造園:青木作庭舎
玄関前
道路から玄関周りが見えすぎないように屋根の架かった回廊を設けてカーポートや自転車置き場と玄関をつなげている.奥に見えるのは外部廻り収納.
玄関
玄関扉は軒先から2.3m程奥に設け、余計なものをなくし、暗がりの中に「ひっそり」とした印象をつくり出している.
居間
3世代2家族が一同に過ごす広間.
食堂や台所と空間的には一体になっているものの高低差を利用して仕切ってある.椅子やソファに腰掛けると互いに姿は見えなくなる. 天井は高いところで3.49m.
居間階段から食堂を見る
広間から食堂へは緩い階段でつなげてある.
食堂
ダイニングテーブルは900×2100
2家族がゆったりテーブルを囲める.
台所
キッチンは榀で造ったキャビネットを墨染にしている.引手はチーク無垢材の削り出し.食品庫と食堂を 通路で結ぶ通り抜けるキッチン.常に2人以上でキッチンに立つことを想定している.
仏間
玄関から直接入る和室は客間を兼ね、両親の主寝室とつながっている.