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家と住まい

家と住まいは違うもの?

造る、購入する.家を手に入れる方法は人によって様々です.
ただ、やっと手に入れた「家」が自分や家族にとって気持ちの良い「住まい」になるかどうかは「家」を実際に造った人、売る人が保証してくれるわけではありません.

「住まい」は基本性能をクリアしているだけでなく、住み手の要求や価値観と永く呼応し続けることが出来なければ、そこで使われている材料よりずっと早く寿命が尽き、建て替えや住み替えが必要になってしまいます.住む人が精神的な安らぎをえる場所となって、はじめて「家」は「住まい」と呼ばれるものだと思います.しかし、「家」は何らかの形で他人の手を借りなければ成り立たない買い物です.不動産業者・設計事務所・建設会社・工務店・大工・その他専門の職人など、1軒の家が完成するまでに実に多くの人が関わっているものです、その人達に自分がどんな「住まい」にしたいのか本当に伝わるでしょうか? 

では、どうしたら自分の思い描く生活や価値観に応えてくれる住まいが手に入るのか?設計事務所は依頼を受けた人、またそのご家族のために固有の家を設計する、お話を伺いながら家族の将来像や変化を考慮に入れた「住まい」を考え、具体化することが仕事です.家を造る材料に質の善し悪しがある様に,設計にも質があるのは当然です.設計事務所として毎日、住宅設計を巡って案を作っては捨て、捨てた中からまた拾い上げという,経済的不効率を繰り返しながら「家具の中に暮らすような楽しい家」を目標に設計活動を続けております.そんな私たちの仕事の一部をこのウェブページで紹介できたらと思います.

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                    越後石山の家 

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