2019/10/16
丸テーブルを磨く
新潟・越後石山の家からの帰り道、長野県・大町の楓林舎/横山氏を訪ねました。
横山さんには、新潟の家のテーブルと椅子を製作してもらったのですが、その打合せの際、 我が家の丸テーブルの修理をお願いしていたのです。
楓林舎・横山氏に手ほどきを受けながら丸テーブルを磨く
このテーブルは、門型の脚が中心の木栓(ヒンジ)で開き、穴が二つ開いた天板に脚の上端が嵌る組み立て式になっています。
結婚祝いに、レミングハウスから贈られたもので、28年ほどうまく使っていたのですが、3~4年前にヒンジが割れてしまいました。
横山さんに、せっかくなので天板をサンダー掛けして磨いたら?と言っていただいたので、挑戦してみました。
紙やすりは荒手の80番に始まり、320、400番と細かくなり、なでるとなんとも柔らかな感触に仕上がりました。うっかり付けた輪染みも消えています。
持ち帰ってから、クリアグロスオイル(プラネットカラー)を塗り、メンテナンス終了です。
施主には、無垢材はメンテナンスをしながら永く使える良さを説明してきましたが、身をもって感じ入った出来事でした。
大町に向かう際に見た、姨捨からの千曲川はもうあの姿でないことが悲しいです。お手伝いにいけなくて申し訳ない気持ちです。