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2025/07/14

個展のこと

2025年4月5日~13日まで巣鴨 ギャラリーオルガンにて初めての個展をさせていただきました。たくさんの皆さまにおいでいただき、本当に感謝です。

個展では「晴耕雨読-アトリエがつくる暮らしの手ざわり」と称して3軒の住宅を主軸に紹介させていただきました。
本好きで草花と土を愛する方々の住まいです。

1件目は恋ヶ窪の家
国分寺崖線に建つ家の2階書斎から町並みと空が臨めます。
1階居間の角窓は庭と近く、緑に心が和みます。

2件目は青梅の家
外壁には焼杉が使われています。隣りには 広い家庭菜園もあり、アウトドアリビングではその成果を楽しみ、庭仕事の休憩をします。

3軒目は中富の家
築約30年家を改築した住宅で、晴耕雨読にネコも仲間入りします。

会場に置いたテーブルは「家づくりのお手本」で紹介したねじテーブル。
その上にはアトリエで標準にしている上がり框や引手、手すりなどを展示しています。

左引戸は玄関とホールを仕切るもの。人が玄関の扉を開けたとき、猫が外に出ないよう内の様子が見れるように格子戸になっている。右は食器棚の引戸。 

↑実際使っている格子戸や家具の扉は「触れる」展示になっています。

墨染の食卓は結婚した息子夫婦に贈→ る新作 の食卓。バーチ積層板(4×8 4t・9t組合せ 東京工営)を使用しています。

墨染食卓 1300×800×680 引出し付き
スツール 270□×430 真中の空きは取手
こちらも新作。

何分本業とは違う作業でしたから試行錯誤、頭をひねり、思いのほか時間を使いました。しかし、作業を進めるうちに今までの仕事を振り返り俯瞰するきっかけになりました。
そしてなにより、施主の皆さまにも久々にお会いすることができ、近況など伺うのは楽しく甲斐のある試みだったと感じています。新たな設計仲間にも巡り合えました。私たちにこのような機会をくださった建栄の竹内柾人さんに心より感謝いたします。

とはいえ、いまだ疲れを引き摺ってもいます。

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