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2023/08/22

雪洞祭りからムサビへ

鎌倉の友人に誘われて、鶴岡八幡宮の雪洞(ぼんぼり)祭りを見に行った。このお祭りは、立秋の前日から 「夏越祭」・「立秋祭」・「実朝祭」 として3日間開催される。頼朝でなく、実朝の誕生日に始まったとか。雪洞には鎌倉在住の画家・書家・学者らが和紙に描いた絵を使っており、美術館内で鑑賞するのとは違った、開放的でおしゃべりしながら、そぞろ歩きしながら鑑賞できる楽しいものだった。

          

楽しい絵も多い中、それを書いたのはどんな人?と思う。
もう少し説明が欲しいな。
ネコさまの絵には つい立ち止まってしまう。
竹中直人氏の作品。ひときわ目に鮮やかなぼんぼり。

次の日にせっかくだから、何年ぶりかのムサビ訪問をしよう!ということになり車で出たら、8月夏休みの道は渋滞で進まない。おなかも減ってそろそろ腹ごしらえを、と考えてみるも決まらない。
そうこうしているうちに鎌倉街道町田の山の中に入ってしまった。と、かつて見たことなかった芝木立と黒い外壁の木造舎が並んでいる。
それは町田市・薬師池公園西園の建物達だった。迷わず中へ。

カフェで プルドチキンライスプレートをいただく。美味。他にライブラリー・体験工房などがある。
https://shikisainomori-nishien.com/institution/

ようやく鎌倉街道に戻り関戸橋を超え、東八道路を過ぎ、府中街道、たかの街道へ。やっぱりムサビ は正門から見る1号館が良いな、と守衛室前に車を停め感傷にふけってしまった。そこで、同級生がたしか施設部で働いてたっけ?と思いだし、思いつきついでに電話した。なんとT氏につながり、仕事終わりに案内してもらえることになった。
体育館脇の守衛室で待ち合わせることにして、5号館脇の藤棚や 美術館裏を歩き、図書館のガラス板越しに傷んだ木をまじまじと見たり、ホール下でムサビグッズを眺めたりして過ごした。

体育館 は新五日市街道が キャンパスを南北に分断した北側になった。 14号館からの校舎は北側になる。(つまり13号館までは道向こうの南側)今回は15号館-T氏の設計-を外から拝見。卒業後にできた ボリウムのある校舎(10号館や12号館)に違和感を持っていたが、これは穏やかでいてシャープな佇まいがきれい。
 

15号館 遠景。2勾配ないくらいの屋根。
良いですねえ。
外装パンチングメタルは穴が5角形状に開く
氏のデザイン。

卒業して約40年。

T氏が今は灯台守のように 大学に居てくれることを不思議な縁だと思う。そもそも、鎌倉から小平へのショートトリップに付き合ってくれたK氏にも。

美術館(在校時は図書館)から2・4号館を見る

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