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2020/12/01

戦場ヶ原ハイキング

コロナ禍で人混みへは足が向かなくなった昨今です。と言っても、運動不足を感じているのも事実で、山へ行こう!大空を見たい!とどこへ行こうか考えました。知っている山も少ないのですが、体力のない私たち向きの、心を解放してくれる、奥日光・戦場ヶ原を思い出しました。

「戦場ヶ原」というのは、そこで実際に戦があったわけでなく、神話の世界の話が由来です。それは、男体山(栃木県)の 神サマ と赤城山(群馬県)の神サマが中禅寺湖の領有権をめぐり、戦場ヶ原で戦った、というものです。男体山の神サマは大蛇に、赤城山の神サマは大百足(ムカデ、と読みます、知ってました?)に姿を変え、戦ったんだそうです。挙句、男体山の神サマは子孫の弓の名手・猿麻呂に助けを求め、勝利したと。でも、中禅寺湖も戦場ヶ原も元は男体山の噴火による堰止湖(水をせきとめてできた湖)ですから、他人の赤城山が領有権を主張し出張るのもおかしな話です。

朝、7時半に駅に集合して、東北道・日光宇都宮道路を進み、今市で降り昼食用のパンを求める。その後122号線を北上、東照宮前を通り、雲行きはだんだん怪しくなる。トンネルを抜け、いろは坂を上るうちに濃霧に。先行きが不安になるも中禅寺湖を過ぎたあたりから青空が見え始めました。ほっとしたーっ。

木道までの林の中では、頭に黒いベレー帽をかぶったようなコガラが私たちを観察していました。

尾瀬ほどではないけれど、なかなかの木道です。去年の台風15号の被害で湯川あたりの一部の木道は流され、「同じ道の行って来い」になりましたが、およそ3時間-8.9Km歩きました。おいしい空気を胸いっぱいに吸うことができました。

帰り道、またも濃霧に行く手を塞がれ、華厳の滝まで来たものの怖いくらい外は真っ白。滝を見るのは諦めて、宇都宮餃子で締めくくることにしました。

戦場ヶ原は1400m、宇都宮餃子の香蘭は 標高 124m、やっぱり戦場ヶ原は神の住むところだったのかもしれないと、霧の道中を思い返した夜でした。

人気店は開店と同時に行列ができていました。

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