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2021/08/16

藤が丘の家のこと

 コロナ禍が世の中を襲うとは思わなかった2020年初め、2世帯住宅を建てたいとの相談を電話で受けました。遠くに暮らす両親が娘夫婦の近くに引越しし、一緒に住まう家です。

 聞けば、自宅で仕事をすることになる父と義息子、外で働く料理好きな娘とピアノ教師の母という構成。家の中は憩いの場であり、職場となる計画です。ご両親には最初の2回は 同席いただいたのですが、その後はスカイプをつなぐ形で 打合せを進めました。コロナ禍になって一気にリモートが身近になりました。    

 さて実施設計が終わろうとする頃、代沢の家のお引渡しがあり、仕上げや広さを直に見いただきたくお越しいただきました。1度目の非常事態宣言は幾分功を奏したものの、お披露目会を催せる状態ではなかった頃です。その時、居間のエアコンガラリを見て、「我が家は白いガラリにしてほしい」とのお話をいただきました。         

 いつもこのガラリの色は悩むのです。アトリエではガラリを製作することもあるのですが、生地にするか塗装するか、どっちも良いよね!となってしまうのです。

代沢の家 2020年10月引渡し直後
天井材は四国の共栄木材から仕入れた
アピトン合板5.5t
引渡しも近くなったころガラリが設置されました。生地のガラリが!
引渡し直後の様子。
白いガラリが壁に溶け込んでいます。

アトリエでは、木の生地木にステイン が仕上げの色の基本色なのでこうなるんですよね。たまには、色も使いたいのですけれども。

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